《管理者用》
メーリングリストの使い方
- 1 Overview
- 1.1 コマンドについて
- 2 コマンドリスト
- 2.1 パスワード関係
- 2.2 ヘルプ
- 2.3 ログファイル
- 2.4 メンバーリストの変更
- 2.5 管理者メンバーリストの変更
- 2.6 ファイル操作
- 2.7 PGP (Pretty Good Privacy)
- 2.8 特殊なもの
1 Overview
歴史的に # をコマンドの前につけても構いませんが;-)、デフォールト設定で
は必要ありません。e.g. #unsubscribe, #help
1.1 コマンドについて
“admin コマンド” == “approve パスワード コマンド”
と同じです。パスワードは平文で書いてください。
approve 形式は各行にパスワードを書く必要がありますが、
admin 形式の方では最初にだけパスワードの認証が必要なだけです。
なおPGPモードでパスワードを書く必要はありません。よってPGPの場合 admin
pass 行は必要ないし、approve コマンドは無意味です(無意味にパスワード打
ち間違えによるエラーで混乱する可能性もあります)。
コマンドの例:
admin pass パスワード
は次の行と同じです。
approve パスワード ls
2 コマンドリスト
2.1 パスワード関係
admin pass パスワード
admin password パスワード
もしパスワードを必要とする設定なら必ず先頭にこれがないといけま
せん。キーワードはpasswdにしようかと思ったけど、
そうすると、コマンドラインとごっちゃになるからftpからとって
きてpassというキーワードを使います。
admin passwd 新しいパスワード
パスワードの変更
shell% passwd ってやつとおなじっす(複数回は要求されませんが)。
admin initpass アドレス パスワード
アドレスに対するパスワードを”パスワード”で初期化する
初期化は変更と違い特別扱いです。bin/passwd -i とおなじです。
2.2 ヘルプ
admin help
管理者コマンドヘルプを取り寄せる(このファイル)
2.3 ログファイル
admin log
ログの最近の100行を取り寄せる
admin log -N
ログの最近の N行を取り寄せる。例 admin log -40 (最近の40行)
admin log all
ログファイル全体を取り寄せる。とても大きいかも知れないので注意。
2.4 メンバーリストの変更
admin add address
address の人をMLに登録する
admin off address
address の人をML一時おやすみにする
(actives file にのみ作用する)
admin on address
address の人のML一時おやすみを解除
(actives file にのみ作用する)
admin bye address
address の人をMLメンバーから削除
admin chaddr old-addr new-addr
admin change old-addr new-addr
admin change-address old-addr new-addr
old-addrを削除して、new-addrを登録する
admin matome address 引数
address の人を まとめおくりに
引数は 6 6u 6i 等
admin skip address
この address を配送はしないけど投稿はできるようにする
2.5 管理者メンバーリストの変更
admin addadmin address
admin addpriv address
address の人を管理者メンバーとして登録
admin byeadmin address
admin byepriv address
address の人を管理者メンバーから削除
2.6 ファイル操作
admin dir
MLのある場所の階層全部のリスト(ls -lR)
注意: $DIR 下全部なのででっかいかもしれない
admin ls options
MLのある場所のリスト(ls)
admin ls -l
admin ls -l spool
のようにオプション(一行に書く限りいくつあってもいい)も使える
admin get filename
MLのある場所の filename というファイルをとってくる
admin resend filename address
MLのある場所の filename というファイルを address へ送る。
admin forward
admin forward 行より後ろをMLへフォワードする
本来モデレータモードで使うためのもの
でもこのコマンドをTYPOして…という危険はありうるので注意
admin newinfo
admin newguide
この命令に続くメール本文の残り部分を新しい GUIDE ファイルとして
入れ換える
*** 注意 ***
ファイルを削除、上書きをするコマンドは security 上の問題があります。上
書きするファイルは @REMOTE_RECONFIGURABLE_FILES という配列に入っている
ファイル群です。必要ならこの配列に付け加えてください。
admin put filename
MLのある場所の filename というファイルを置く。
もし filename というファイルがある場合は、
古い filename は filename.bak に変えておく
admin remove filename
MLのある場所の filename というファイルを削除
admin rename filename1 filename2
MLのある場所の filename1 というファイルを filename2 という名
前にする。
ただし rename は filename1 filename2 とも @REMOTE_RECONFIGURABLE_FILES
のファイルでないといけないため使い道はあまりないだろう。
admin unlink-article ID
admin remove-article ID
記事番号 ID の記事を削除して、ファイルの中身は “removed by an
administrator” というフレーズに置き換えられる。html 形式のファ
イルも作ることになっていればそれも置き換える。なおexpireを考慮
して時刻は置き換えるファイルのものと同じに設定し直している。
注意: 間違った記事を消しても取消はできない。
2.7 PGP (Pretty Good Privacy)
admin pgp -ka
メールのこの行以降の部分を pubric key としてMLサーバの
pub-ring に加える
admin pgp -kv
現在の key-ring を見る
*せっかくPGP使うんだから、リモート管理の認証モードはPGPが望ましいでしょ
*うね
2.8 特殊なもの
admin はつかないけど…
set debug
デバッグモードをオン
set addr_check_max LEVEL
アドレスのチェックを LEVEL(数字)へ。つまり
$ADDR_CHECK_MAX = LEVEL へ
set exact
アドレスのチェックをExact へ
実は $ADDR_CHECK_MAX = 9; です:-)
AUTHOR: Ken’ichi Fukamachi fukachan@fml.org